猫描き作家の独り言

きもの好きがきもの染屋になりいつの間にか猫描きになったただの猫好き作家のブログです。

2009年10月19日月曜日

兄弟展3=?iso-2022-jp?B?GyRCRnwbKEI=?=目

今日も沢山のお客様がいらして下さいました。
そのお客様とのお話しの中で職人の高齢化や後継者の問題の話になりました。
師匠の手描きの縞も師匠が出来なくなってしまったら、反物の幅に370本もの縞が引いてあるような手描きの縞の着物は無くなってしまう。

敬造先生の江戸更紗も職人がほとんどいない、ましてや型を彫る職人も減っている。

江戸更紗の新型を彫る人なんているのかなぁ

後継者を入れるほど余裕は無い、
となると染色工芸はどんどん廃れてしまう。
一度廃れたものを復活させるのは容易な事ではないですね。

お客様は愛でるだけで目の保養と仰るけれど、それでは職人は干上がり、後継者もいなくなる。
染色工芸が廃るのは、目の保養と言って、ちゃ〜んと着物を買って職人を育てて行かないお客様の責任ですよ!と冗談混じりに言いましたら、私の責任?!とびっくりなさっていました。
だってお買い上げ下さるお客様が、伝統工芸を支えて下さっているんですから。
その代わり、私達もお客様の厳しいご意見をしっかり受け止めて、良いもの作って行かねば!ですが。

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